カイチョウ

わっか

2011年04月26日 22:29

間が空いてしまいましたが、この記事の続き。
腸が大事ということを、身近な例をあげてお話しします。


たとえばみなさん、花粉症にヨーグルトがいいと、聞いたことはないですか?
そう言われると、花粉症=ヨーグルト、と直接的に結び付けたくなりますが
二者の関係は、もうちょっと複雑です。

腸は栄養や水分の吸収をするとともに、免疫と深く関係する器官でもあります。
腸内の環境が整うことは、免疫システムの能力向上につながるのです。

そして花粉症をはじめとするアレルギーが、免疫バランスの乱れと深く関係しているのは
みなさんもご存じのとおりです。
つまり、さきほどの花粉症とヨーグルトの関係を説明するには

ヨーグルトを食べる
 ↓
腸内に善玉菌が増える
 ↓
免役システムの能力がアップする
 ↓
花粉症の症状が出にくくなる

という、赤字で書いた大事な部分が抜けていたのです。

そう考えると、腸内環境を整える方法は、なにもヨーグルトばかりではないことがわかりますし
もしかしたらヨーグルトを食べることで
花粉症以外のアレルギー症状が緩和される人もいるのかもしれませんね。
そして、ヨーグルト摂取でアレルギーの体質自体が変わるものではないと、わかります。

けれど、事実ヨーグルトで花粉症が楽になる人はたくさんいるらしいので。
逆から考えれば、腸内環境がよくないがためにアレルギー症状が出てしまっている人が
たくさんいるということ。

なるほど。
すごいのは【ヨーグルト】ではなく、【腸の働き】の方なんですね!
アレルギー症状(の程度)を左右するカギとなりうるわけですから。
おなかの中で見えないからって、粗末な扱いはできませんね。




もう一つ例をあげます。
「最近、油っこいものが食べられなくてさぁ」という方、いませんか?

これってね、加齢で小腸の【絨毛】が少なく(短く?)なってくるからなんだそうです。
絨毛、覚えてますか?
たしか、中学校の理科で習うんだったかな。
腸は表面積を広くとるためにヒダヒダになっていて、そのヒダヒダ(突起)が絨毛ですよね。

若い頃はたくさんの栄養を十分吸収できるようにしっかりヒダがあったのに
年々ヒダが減り、長さも短くなった絨毛では、せっかく栄養のあるものを食べたとしても
体内に十分【吸収】することができなくなります。
これが、年齢とともにこってりしたものが食べられなくなる一因だそうです。

老化は腸にまであらわれ、腸の老化にともない、栄養の吸収が悪くなっていきます。
太りにくくていいや・・・って、そんなことありません!
痩せるために必要な成分も、吸収されにくいってことですもの!
むしろ肥満の原因になります!!
大変!!!



いかがでしょう。
腸を意識したことのない方でも、アレルギーや老化は意識したことがあるのでは?
ならば今日から、腸も大事にしないと損ですよ。
まずは便通や便の状態でおなかの状態を知りましょう。
当然のことながら、ヨーグルトですべての人の花粉症がよくなるわけではありません。
わたしは花粉症ではないので、試したこともないですし(笑)
花粉症やヨーグルトにこだわるのではなく、腸内環境にこだわってくださいね。

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