外で、というか公園で施術してみたくて始めた、ワンコインリラクゼーション
最近はnumazoo身内を中心に、固定客といえる方も増えまして。
身内の固定客じゃ、ダメなんじゃないの?という声も聴こえますが
個人的な価値観からすると、実はそうでもなく。
そこから得られたものは本当に様々で、大きく、価値があります。
たった月一回、ワンコインの施術ですが
継続して受けてくださるお客様は、意識もずいぶん変わってくるようです。
対極にあるものとして、数万円支払うような最高のトリートメントでも
ただ一回で完了してしまうと、意識は変わらないことが多いです。
常々言っているのですが、
『主役はお客様』
わたしにとってその真の意味は、お客様をひたすらに【もてなす】ことではなく
主役が主役として内側から輝くよう【裏方として働く】ということです。
なによりもまず、「あなたこそが主役です」と耳元で言い続け
「自分が主役なんだ!」という意識を主役自身に持ってもらう。
そうすることで、主役の潜在能力をどこまでも引き出していく仕事。
他のことに置き換えれば容易に理解できることですが
マネージャーの本当の仕事は、お茶を運び肩を揉むことではないでしょう?
実際に手を使っているため、【腕】という表面的な部分に目を向けられてしまう
この業界の現状を、ちょっと恨めしく思います。
一方でわたし、裏方業に強いプライドを持っています。
メリーポピンズの煙突掃除【チムチムチェリー】の歌みたいな感じかなぁ。
脱線してしまいましたが、ワンコインをきっかけに
主役の皆さんの意識が変わってきています。
裏方として、それは密かな、けれど最も大きな楽しみでもあります。
具体的にどのようなことが起きているかというと
最初はただワンコインでちょっとでも楽になれたなら、ラッキー☆
という程度の意識なので
(たぶん最初はコインマッサージ機と同じ感覚で利用するのだと思います)
こちらの話を聴いたり、ご自分のからだの声を聴いたりはしないんですね。
会話はないか、あっても社交辞令的に返答してくださる程度です。
それが、初回の施術を終え、次にまた利用してくださる際には一変して、
「あの後、こんなふうに変わったんだよ!どうすればもっと楽になるかな?」と
お客様の方から積極的に質問してくださるようになります。
それを何度か繰り返し、回を重ねるごとにお客様の意識は高まります。
500円が積み重なって3000円くらいになった頃
いつのまにかお客様は、主役として見違えるほどの意欲を身につけています。
お客様からしてみれば、単に施術サービスを受けているつもりだと思うのですが
いつしか意識が変わりはじめる。
本当の意味で、主役の意識を持つようになる。
その変化が不快なことなら、二度三度と利用はしませんよね?
きっと、変化した自分が心地よいと思うから、また来てくださるのでしょう。
意識せずに意識を変えられるように、からだからアプローチできることが
【手】に職をもった自分の強みかもしれませんね。
何にしても、継続することは、大事なことです。
お客様が主役ですが、裏方もこういった学びや気づき、再確認ができたり
なにより、ものすごい快感!(笑)
わたし、自分自身のことってよくわかっていないのですが
やっぱり
職人気質でSな部分、かなりあると思います!
一つひとつ目の前の仕事に集中することを積み重ねながら
後れて訪れる期待以上の結果に心を躍らせることができる
この仕事やっててよかったな。
・・・あ、この言葉、すっごくひさしぶりに出ました。
出口の方向がわかってきた感じがします。みなさん本当にありがとう。