大切にしたいことは何か
当サロンでメイン使用している化粧品ブランド、アンネマリーボーリンド。
今日はそのボーリンド社の研究部門責任者・リッツマン博士がドイツから来日され、特約店向けの講演があったので、行ってまいりました。
こういったメーカー講演というのは少なくないのですが、何をテーマにどのような話をするかで、その会社のことがよくわかりますね。
わたしはボーリンド社について、
「やはりすばらしい会社だ!」と感じて帰ってきました。
内容はおおよそ今までも研修等で耳にしたことのあるものでしたし、通訳を必要とする講演は正直それほど聞きやすいものではなかったのですが、それでも実際その場でご本人を目にし、言葉を耳にしてみると、リッツマン博士の持つ空気、繰り返される言葉から、伝わってくるものがたくさんありました。
これは、間に人を介して活字化されたものを読んでも、きっと感じることができない部分なので、一日使って東京まで足を運んで本当によかったと思っています。
こだわりがあるのかないのか?あるとしたらそれは何なのか?こだわりと実用性のバランスはどのように考えているのか?
これらはとても大事なことだと思いますし、自店で取り扱う製品を選ぶ際に、わたしが最も重視していることの一つです。
職人気質を持たないものづくり(メーカー)では、意味がないと思う。
リッツマン博士は職人でした。おだやかでやさしい笑顔の、素敵なおじさま。
ボーリンド社の製品に対するこだわり、社会的役割(責任)の意識のしかたはすごいです。
【成分】や【効果】という一部分にだけこだわった製品づくりは意外と簡単だと思いますが、『化粧品』という【全体】にこだわった製品づくりは、軽い気持ちや浅い経験でできるものだとは思えません。
環境保護やフェアトレードを「当然のこと」と考えていることもよくわかり、とってつけたCSRとは違う、芯の通った理念があるのを感じました。
幸いにしてわたしはよいメーカーさんに多く出会えているので、運がいいなと思います。
優良メーカーさんとお客様の橋渡しがわたしの役割。
がんばらなくちゃね。
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