自力でどうにもならないときは

わっか

2011年08月07日 22:08

昨夏とは打って変わって、運動をしない日々が続いております。
体幹を絞りこんでいた昨年に対し、出ている部分だけをスリミングしている今年は、見た目のことだけいえば非常に気分がよい(自己満足度が高い)のですが、骨盤周りの柔軟性がひどく低下しているのを自覚しつつ、放置しておりました。
というのも、一度運動をしなくなり柔軟性が落ちてくると、ますます運動する気持ちが失せて、より筋肉が硬くなり、一層やる気が・・・というように、【やる気】と【柔軟性】の両方が【坂道を転がるように加速をつけて】下がっていくので、放置すればするほど、ストップさせるのに大きな力が必要で。

何事もそうですが、ひどくなる前に手を打つのが大事ですよね。

そうはいっても、過ぎてしまったことをどうこう言っても始まりません。相当加速しているので、一歩踏み出すのに覚悟が必要ですが、やるしかない!・・・と重い腰を上げるわけです。

と、ここで、決めたことをやり抜くことのできる強い心の持ち主はいいのですが、かなり大勢の人が、一歩だけ踏み出して、もしくは数歩だけ歩んで、再び止まってしまいます。これまで自分が転がってきた坂を、いざ振り返って見上げてみると、「こんなの登れるわけない」「とりあえず一歩踏み出したから、一度休んでまた登ろう」などと思ってしまうものですよね。まったく、よくある話です。





さてさて、前置きが非常に長くなりましたが、すっかり骨盤周りが硬くなってしまった今年のわたしも、なかなかがんばれない人の一人でした。何度考えても「これは自力では無理だ、しかし体は硬くて辛い、でもやっぱり運動は無理・・・」と繰り返すだけ。仕舞いにはうまく理由をつけて自分に言い訳までしたり。

で、結局のところどうしたかというと、運動で一歩踏み出すのは無理だから、あきらめました。
何も山を登る時、ふもとから自力で歩かなくたっていいんです。途中までは車でスイスイーっと、行っちゃえばいいでしょ?努力は必要だけど、現状にそぐわないほどの無理は禁物です。

そう切り替えたら、あとは楽々!骨盤周辺をセルフマッサージ。あ、もちろんこれも、自分の体でマッサージオイルや、部位別の施術効果を調べる目的でもあります。

気になる結果ですが、マッサージ直後はあまり効果を感じなかったのですが(自分で腰のマッサージをするという、やや疲れる行為なので、当たり前です)、数時間後少し動くと、下腹部がいつになく芯からあたたまっているのがわかりました。
【いつになく】というのが重要です。その部分が、普段いかに血流が悪く、冷えきっているかということですから。これでは筋肉もますますカチコチになるわけです。
マッサージで少しほぐれた筋肉を運動でさらにほぐしながら、あらためて「骨盤周りは大事!」「このマッサージオイルいい!」「自力で無理なことこそエステで!」と感じました。そして、これをサロンでの施術に活かすとして、もうちょっと改良や工夫の余地もあるな、と。

まあ、そんなわたしの経験も、ボディケアの参考にしていただけたらよいかなと考えています。ボディのエステといえば、“出しても恥ずかしくない”“疲れを感じやすい”部分として、脚や背をイメージされる方が一般的ですが、当店では腰・おしり・おなかをおすすめします。一番大事で、ご自分でお手入れしにくい部分ですからね。